2026.09.25
金沢の高校生と挑んだ『考え、動く人』プロジェクト

加賀製紙株式会社は、金沢青年会議所が主催する、地元金沢の高校生を対象とした産学連携プロジェクト「考え、動く人」プロジェクトに協賛企業として参加いたしました。

本プロジェクトは、デジタル化が進む現代において、「自ら考え、行動する力」や「対話を通じて互いの意見を尊重し、より良い答えを導き出す力」を育むことを目的としたプログラムです。北陸先端科学技術大学院大学の西村拓一教授や一般社団法人AIアライメントネットワークの林祐輔様より、多角的な視点で物事を捉えることの大切さについて講義をしていただきました。

それぞれ通う学校や学年の異なる高校生21名が3チームに分かれ、同じテーマに対してそれぞれの視点からアイデアを出し合い、製品開発に挑戦しました。

全5回のプログラムの中では、高校生の皆さんや青年会議所の皆さんに当社工場を見学していただき、「板紙はどのように作られるのか」「原料には何が使われているのか」「どのような構造や特徴を持っているのか」といった内容について説明を行いました。参加者の皆さんは真剣な眼差しで学び、一つひとつの工程に関心を寄せてくださいました。

そして、完成した成果を石川県立図書館「だんだん広場」にて発表していただきました。発表会では各チームが製品に込めた想いや工夫した点を堂々と説明し、多くの来場者の関心を集めました。

チーム国の「花やかな紙」は小学生~高齢者まで簡単に作れる組み立て式キットとなっており、花の部分には香りをつけることでディフューザーになります。花瓶部分はメッセージを書き込むことで母の日の贈り物にもなります。

チームかなざわは「BUILD KANAZAWA」を作りました。外国人観光客をターゲットとし、金沢の鼓門をモチーフにした置物。鼓門の下に携帯ライトを置くことで夜の鼓門のようにライトアップされる仕組みです。

チームあまもなかやじの「和ちゃ和ちゃ」はすぐに捨てられてしまうカプセルトイのカプセルに注目し、金沢らしい柄のカプセルに仕上がりました。製造工程を考慮し、あえて面数を増やさず五角形をつなぐことで簡単に組み立てられる構造になっています。

これらの作品は、すべて古紙を原料とした板紙のみを使用して制作されています。限られた素材の中でアイデアを膨らませ、工夫を重ねながら形にした作品は、どれも高校生の皆さんがこのプロジェクトに真剣に向き合い、試行錯誤を重ねてきたことが伝わる素晴らしい出来栄えとなりました。

私たちも紙づくりに携わる企業として、若い世代の柔軟な発想や真摯な取り組みに触れることができ、大変貴重な機会となりました。このような素晴らしいプロジェクトに協賛企業として参加させていただけたことに、心より感謝申し上げます。

なお、こちらの作品は、株式会社中島商店様主催の「第53回 KANAZAWA PAPER SHOW」にて展示される予定です。


会場:石川県産業展示館 2号館
会期:2026年11月13日(金)~11月15日(日)

高校生たちが生み出した新しい『紙の可能性』を、ぜひ会場でご覧ください。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。

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